1月22日 どうしたものか

 26日の帰省を前に土産の用意をした。兄貴が大学進学で実家を離れたときに自分が放った言葉を悔やむ。「帰省のときは手ぶらで帰ってくるなよ」と言わなければ(もちろん「お土産よろしく」の意味ですけどね)何も買わずに帰ることができていたと言うのに。

 金が惜しいってことでもないし、年2回しか帰らないし、わざわざ手ぶらで帰ろうって気持ちでもないんだけど、いかんせんレパートリーが少ない。とりあえず新宿のデパートの地下食品売り場に行くんだけど、全然選べない。どのデパートに行ってもこのテナント入ってるよなーって意味じゃなくて、買う側の僕にレパートリーが少ないのだ。

 

 とりあえず甘いもの、ってのが僕の中にある。稀にせんべいとかおかきとかを選ぶときもあるけれど、基本的には甘いものを選ぶことにしている。だけど何で甘いものを買おうとしているのかはよくわかっていない。

 家族みんなが甘いもの好きだから?

 考えてみると甘いもの好きが家族の中にいるのかどうかすらわからない。嫌いってことはないだろうけど、しょっぱい系と甘い系どっちがいいか、って聞かれて「絶対に甘い系」って答える人はいないだろうなと思った。

 反対に「絶対にしょっぱい系」と答える人もたぶんいない。でもそれって、僕が家族の好みを知らないからそう思うだけなんじゃないか、という気がしないでもない。

 知らないから「とりあえず甘いもの」って感覚なのかも。嫌いってことはないからまぁ大丈夫でしょ、って。そういう感じなのかも。で、「嫌いってことはない」ってのも家族の誰の好みを指しているのかわからない。

 

 最中とかどら焼きとかが最近は多かったから、今回は別のものにしよう。フロアをぐるぐる回り、チョコとか、クッキーとか、マドレーヌ・フィナンシエあたりの焼き菓子とか、個人的には気乗りしないけどマカロンなんかも種類が豊富だな…と把握をして、全部見送ることにした。

 僕や弟はこの辺りでいいけれど(兄とは顔を合わせるかわからないので考慮しないものとして。忙しいから)、祖母と両親はどうだろうかと考えると購入に踏み切れない。喜ばない可能性を考えてしまう。

 偏見かもしれないけど、年寄りは洋菓子より和菓子だろ、と。個々の好みを知らないだけに、どうしても偏見に引っ張られてしまう。

 僕にとっては祖母と両親だから「ばばあ」「おじさん」「おばさん」だけど、他人から見たら「ばばあ」「じじい」「ばばあ」の年寄り3人で、間に挟まれた「じじい」がひっくり返って「ばばあ」3人になってしまう。回覧板を持ってきた隣の家のばばあが玄関のドアを開けて入って来れば4人揃うから消滅で、そうすればお土産なんて必要ないんだけどなー。

 どうしたものか。とりあえずもう1周することにした。